みろちのアメリカ駐在生活 in ダラス

みろちのアメリカ駐在生活 in ダラス

2018年春から米テキサス州ダラス近郊在住。初めての海外生活の記録。

ダラスでの家探し

こんにちは!みろちです。 

本日はアメリカでの家探しについて。渡米前、一番心配なのはこれでした。夫婦とも駐在先に知り合いはおらず情報は主にネットから。初めての海外生活、治安も気になるし、調べてみると日本とは間取りが大きく異なり生活が想像しにくい!とにかく大変だったし、ストレスでした〜。今となっては懐かしい…。


さて、住む前と1年住んだ今では、かなり求める条件や印象が異なるので、家探しの過程と住んでみての感想についてまとめてみたいと思います。

 

 

日本での事前検討

我が家は、夫が先に渡米し、少し遅れて私が渡米しました。なので内見は夫しかできない。しかも、渡米後1週間以内には家を決めないといけない。ということで、事前にTruliaアプリ(日本のSUUMO的なやつ)でいくつか目星をつけた物件を中心に内見してもらい、私もテレビ電話でリアルタイムに参加し、相談して決めることにしました。(テレビ電話は日本時間の午前2~5時…つらかった!)

 

事前に決めた条件は以下のとおり。

①エリアについて

ポイントは夫の会社までの通勤時間と治安。webで治安や日本人の住むエリアについて調べ、Plano(US75号線より西側)とFriscoに絞りました。

②家のタイプ(一軒家、タウンハウス、アパート)について

せっかくアメリカの郊外に住むのだから、広い一軒家に住んでみたい!という気持ちもありましたが、一軒家はだいたい3ベッドルーム、1500sqf(約140平米)以上。複数人のゲストが泊まることはあまりないだろうし、ゲスト用のベッドルーム2つもいらない。広いと掃除も大変。アメリカでは平日家で1人で過ごすことも増えるだろうから、がらんとした家にいるのは寂しいかも。でもタウンハウスやアパートだと騒音問題で悩まされるかも?…などなど結論がつかず、どれも見てみることに。

③家の設備などの条件

必須条件:

  • 2又は3ベッドルーム(家族友人が来る可能性を考え、ゲストルームがひとつは欲しい)
  • お風呂はバスタブ付き
  • 換気扇はきちんと排気口が外にでていること(アメリカの換気扇はフィルターを通ってまた室内に空気が戻ってくるタイプが多い)
  • 冷蔵庫付き(数年の駐在のために買いたくない)

できればの条件:

  • フローリング(絨毯は掃除がしにくいため)
  • コンロは電熱線(アメリカに多いタイプ。温度調節し辛い)ではなくガスコンロ

 

現地での内見の結果

夫の会社が紹介してくれた日本人の不動産会社に候補物件を問い合わせ、内見可能なところを全て見ました。全部で7件くらい。

結果、実際見てみると(私はテレビ電話越しですが)、やっぱり私たちには一軒家は広すぎるということ。アメリカの一軒家はだいたい玄関を入ったらゲストダイニング(ゲストが来たときに使用するダイニング)があり、奥に普段家族で使用するファミリーダイニングがあるのですが、使いこなせる気がしない・・・!さらに、家賃の他に玄関周りやバックヤードの芝生の手入れや、害虫対策のペストコントロールの費用がかかるということ。予算を超えてしまうこともあり、一軒家は候補から外すことにしました。また、私たちには2ベッドルームで十分と考え、間取りも絞りました。

次に、残ったタウンハウスとアパートの二択から、すぐに入居可能で条件に合う物件を内見。実際行ってみると大きな道路が近くてうるさい、日当たりが悪い、内装がメンテナンスされてない等の理由で脱落していき、残った2ベッドルームのアパートに決めました。アパートの最上階かつ角部屋という条件で、騒音に悩まされるリスクが低いこと、アパートの口コミで悪い評判がないことも決め手でした。

 

結果的に、事前検討の③で挙げていた条件のうち、満たしていたのは冷蔵庫とバスタブのみでした・・・。事前のアプリ調査では十分な写真がなく分かりませんでしたが、内見してみると、私たちの予算内で探した物件では、換気扇もコンロもほとんどの物件で希望のタイプではなかったし、フローリングの物件も限られていました。なので、ここがいい!最高!というよりは、もうこれで決めちゃおう!という感じで決まりました。

 

約1年住んでみて

最初の条件で希望に合わない点もあったものの、1年住んでみてとても満足しています。

物件探しの時はそこまで気にしていなかったけれど、住んでみて良かったなと思う点は2つ。

①アパートのオフィスの対応

うちのアパートは対応が良いです。トイレが壊れた等の修理の依頼にもすぐに対応してくれます。定期的なメンテナンスもきちんとメールで報告があり、安心感があります。こういった対応が悪いアパートに住んで苦労している友人もいるので、事前に必ずアパートの口コミや評判を確認するべきだと思いました。

②立地

私のアパートはとても便利な場所にあり、スーパーやレストラン、ショッピングモールのあるエリアにも近いです。といっても歩いて行ける距離ではなく車ですが、それでも5分程の距離に何でも揃っているのでとても生活しやすいです。

住んだことのないエリアについて事前に細かく立地条件を決めるのは難しいと思うので、事前に候補物件は調べた上で、渡米後に現地の会社の人や不動産屋さんに意見を聞いてみると良いのではと思います。

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気にしてしていた騒音については、最上階かつ角部屋のおかげもあり気になりません。たまに子供が走り回る振動があったり、子供の遊ぶ声などは毎日聞こえてきますが、非常識な時間ではないし、むしろ微笑ましくて癒されます。

 

そして、絶対条件だったバスタブですが、なんと・・1回しか使ってません(涙)

我が家はアパートで、各戸ごとにあるタンクにお湯が貯まっていて、それが空になったらタンクにお湯が補充されるまでお湯が使えません。アパートではこのシステムが多いようです。なので、バスタブにお湯をはり、すぐにシャワーを浴びると途中で水になってしまいます。さらに、バスタブが浅すぎてあまりくつろげない。そして面積は広いのですぐにお湯が冷める。ということで、一度使ったきり、バスタブは埃をかぶっています・・・。なので、またアパートに引っ越すなら、今度はシャワーボックスだけで十分だなぁと思っています。

 ちなみに、冷え性の私は冬場はシャワーだけでは耐えられないので、シャワー後にAmazonで購入したフットバスで足浴しています。

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フットバス。温度管理や足裏ローラーもついていて快適です!

 

最後に、条件に合わなかった以下の2点についてですが、今となってはどれも受け入れて問題なく暮らしています。

①換気扇に排気口がなく空気が室内に戻ってきてしまう&コンロが電熱線

使う前は本当に嫌でしたが、どちらも使っているうちに慣れます。換気扇は使わなくなりました。どうしても気になるときは窓を開けています。コンロは、ガスみたいにすぐに温度調節できませんが、そのうち使いこなせるようになりました。

 

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我が家のコンロ。電熱線がむき出しタイプ。

②床はフローリングではなく絨毯で掃除がしにくい

ダイソンの掃除機(日本で買うより安い)を購入し、なんとかなっています。アメリカでは私が専業主婦なので掃除をする余裕がありますが、日本で働きながらと思うとやはりフローリング一択です。

 

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以上、住む前は色々と気にしていましたが、とにかく住んでみないと分からないですね。振り返ってみて、人って大体のことには慣れるものだなぁ〜と改めて思いました!