みろちのアメリカ駐在生活 in ダラス

みろちのアメリカ駐在生活 in ダラス

2018年春から米テキサス州ダラス近郊在住。初めての海外生活の記録。

免許取得までの道

こんにちは!みろちです。

 

本日は運転免許について。日本で取得してきた国際免許証の有効期限は3ヶ月なので、3ヶ月以内にテキサスの免許をゲットすべく、渡米後すぐに免許取得に取りかかりました。申請先は各州のDPS(Department of Public Safety)。免許取得までのざっくりとした流れは、筆記試験→仮免許取得→実技試験→本免許取得です。

私は実技試験に1度失敗し、2度目で合格。免許取得は渡米3ヶ月半後でした。後から知って驚きましたが、実情としては、3ヶ月を大幅に過ぎても国際免許証だけで運転している人が結構います(それでトラブルになった話も聞きません)。

 渡米後いろいろな手続きがあったけど、振り返るとDPSがいちばん嫌だったな~と思います。親切な職員の方もいるのですが、だいたいがぶっきらぼうで説明もわかりにくかったです。DPSはいつも混んでいて忙しそうなので、イライラしてるんですかね・・・。もう2度と行きたくないです。

 

 

仮免許取得までの流れ

以下の資料を準備する必要があります。

  1. 申請書(DPSにも準備されているので現地で記入できますが、事前にネットで印刷しておく方が余裕が持てます)
  2. ビザ
  3. 現住所を証明するもの(公的機関から届いた、住所と名前が確認できる郵便物2つ←私はSNSを受け取ったときの郵便物しかなく、2つ準備できませんでした。この場合、夫が同行し、夫の住所を証明できる郵便物2つと、私が夫と同じ住所を住んでいると宣誓する宣誓書を提出する必要がありました。)
  4. 身分証明書(パスポートでOK)
  5. Social Security Numberのカード
  6. 筆記試験の合格証明書(後述しますが、事前にオンラインで受験する場合のみ)

 

第一関門の筆記試験は、①申請時にDPSで受ける②事前にオンラインで受けるから選べます。私は申請に必要なSNSが届くまでの間に終わらせておきたかったので、②のオンライン受講をすることにしました。これは民間企業が提供しているもので、たくさんの企業の中から選べます。いずれもオンライン授業+試験という内容で、費用はだいたい50ドル前後。この費用は①の受験方法を選べば不要です。コースを提供している企業がたくさんありすぎて分からなかったので、私は知人に教えてもらったACEABLEを選びました。オンライン授業を全て受講した後に試験を受けるのですが、PCで分からない単語を調べながら受験できるので、英語が苦手な方はこの方法の方が安心して受験できると思います。オンラインで筆記試験をパスしたら、その証明書が発行されるので、免許申請時にそれも持参します。

 

資料がそろったらDPSに申請に行きますが、訪問時には、事前に予約を取ることをおすすめします!DPSのホームページから予約できます。私は予約できると知らず、朝イチでCarrolltonにあるDPSに向かいましたが、順番が来るまで1時間半ほど待ちました・・・。

 

当日は入場時に整理番号の札をもらいます。自分の番号が呼ばれたら、必要な資料を提出し、指紋登録や視力検査、顔写真撮影。これで手続きは終了し、2~3週間で自宅にDriver's license with restriction Bという日本の仮免許的なカードが届きます。これがあれば21歳以上の免許を持っている人の同乗を条件に公道を運転することができます。また、IDカードとしても認められます。

 

実技試験までに準備すること

上記のDPSでの手続き終了後に、その場で実技試験の予約をするか、オンラインで予約します。私はオンラインで予約しました。実技試験は予約がいっぱいでかなり待つと聞いていたけれど、私は1ヶ月半待ちでした。本番前には、いちど受験会場で縦列駐車の練習をして、会場周辺の道を運転することをおすすめします。平日は実技試験で使われているため、練習できるのは土日のみです。本番と同じ場所で縦列駐車を練習し、会場周辺の道路の制限速度を事前に知っておくことで安心して運転できました。

実技試験当日に必要なものは以下のとおり。

  1. 車両登録証(車を購入したらディーラーからもらえます)
  2. 車の保険証書
  3. ITYD program修了証(programの内容は動画閲覧+その内容に関する小テスト。1時間程度で終わります。修了証は有効期限が90日で,1回目の実技試験に落ちてしまうと2回目の試験日までに期限切れ(再受講が必要)になってしまう可能性があるため、私は実技試験直前に受けました。)

 

実技試験当日の流れ

予約の30分前までに窓口に行く必要があります。DPSの受付窓口で実技試験のアポイントがある旨を伝え、IDを提示します。番号札を渡され15分ほど待ち、呼ばれたら窓口で指紋登録や写真撮影の手続き。それが終わると実技試験の場所に行くように言われます。試験会場に行くと、試験待ちの車が数台並んでおり、試験開始まで1時間程度待ちました。

自分の番がくると、試験官(1名のときと2名のときがあるようです)が近づいてきて、車の保険証書の提示を求められます。その後ナンバープレートが前後についていること、ブレーキランプ、シグナル、ホーンの確認をして、1名が助手席、もう1名いれば後部座席に乗り込みます。助手席の試験官から、試験の目的、運転時の注意事項などの説明があり、確認のサインをします。

そしてようやく実技試験開始。まず縦列駐車とバック走行があり、その後公道へ。50マイル制限の道で車線変更をしたあと、住宅街に入り、ここでも何度か右左折をして、DPSに戻ってきました。時間は15分程度。

試験開始と同じ場所に戻り車をギアをパーキングに入れた後、試験官から合否と運転に対する評価が伝えられます。試験は-30点までなら合格で、私は以下の通り-14点で合格しました。1回目の不合格のときは点数表をもらえず、確認が甘い等の指摘があるのみだったので、具体的に何が悪かったのかきちんと確認できずもやもや。そこで2回目はとにかく大げさに左右確認し、右左折も慎重に運転したところ、最後のフィードバックで右折の時スピード落としすぎと指摘されました(汗)とにかく受かって良かった!

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私の点数表。試験官は平均点だね~と言っていました。

フィードバックが終わると、その場で少し待つように言われ、試験官は建物内に入っていきます。数分後に戻ってきて、免許証が印刷された紙を渡されました。免許証のカードは郵送で2週間程度で自宅に届くため、それまではこの紙を免許証として携帯するように、とのこと。(A4程度のサイズの紙なので、財布に入れにくいです)

 

これですべて終了!ここまでDPSに到着してから約2時間ほど。6月のテキサスの突き刺すような日差しのなか、長時間車に乗っていたので日焼けしました・・・。

 

Carrollton DPSでの試験コース

2019年6月時点の情報ですが、私が受けたときのコースを記録しておきます。

DPSの西側の出口からHwy121へ右折→北に向かって右車線を走り、Parker roadで右折→Old Denton roadで右折→左に車線変更→右に車線変更→Indian Run Driveで右折→Wichita Driveを右折し住宅街へ→住宅街の中で何度か右左折を繰り返し、Kiowa Stから住宅街を抜け、南側からDPSに戻る

・・・・・

 

以上、今回ブログを書きながら、渡米直後の不安なときにDPSの窓口の人に冷たくされて心折れたことをありありと思い出しました。いまならもう少し図太く頑張れる気がします。